PETに関してよくある質問
- Q. PET検査では何がわかりますか?
- Q. 検査する範囲は、身体のどの部分ですか?
- Q. すべてのがんを発見できますか?
- Q. 検査に痛みや不快感はありますか?
- Q. PET検査とPET/CT検査の違いは何ですか?
- Q. 食事はいつも通りとっても大丈夫ですか?
- Q. 検査にかかる時間はどれくらいですか?
- Q. 検査を受けるには、どうしたら良いですか?
- Q. 健康保険の対象になりますか?
- Q. PET検査はがんの治療にも使われるのですか?
- Q. PET検査は、毎年受診した方がいいのですか?
- Q. 被ばく量が気になるのですが…。
- Q. 現在、PET検査を受けられる施設は、どのくらいありますか?
- Q. PET検査は、どのような検査と組み合わせると効果的ですか?
- Q. PET検査は、年間何人くらい受診しているのですか?
- Q. PET検査では何がわかりますか?
- A.「悪性腫瘍」=「がん」の有無が分かります。
がん細胞は、健康な細胞より、多くのブドウ糖を必要とします。PETで使用する薬剤は、ブドウ糖に似ているため、がん細胞に多く集まる性質があり、悪性度が高いほど、たくさんの薬剤が集まります。PETは、薬剤の集まり具合を画像化し、がんがどこにあるのか、大きさはどのくらいなのかを調べます。また、炎症の起こっている細胞も、がん細胞と同じように薬剤をたくさん取り込む性質があるため、炎症系の病気を発見することもできます。
- Q. すべてのがんを発見できますか?
- A. PET検査には得意ながんと苦手ながんがあります。
肺がん、乳がん、大腸がんなどの検出は、比較的得意とされています。しかし、薬剤が尿となって排泄されるため、尿路にあたる腎臓がん、膀胱がんなどの検出は難しいとされています。また、胃がんや原発性の肝がんなども、臓器の性質上、検出は苦手とされています。そのため全身のがんをチェックするPET検診では、PETだけでなく、他の画像診断(CT、MRI、超音波)、血液検査、内視鏡検査などを組み合わせて検査するのが一般的となっています。
- Q. 検査に痛みや不快感はありますか?
- A. 痛み、不快感は、ほとんどありません。
薬剤を注射する際の痛みはありますが、あとは機械の上で仰向けになっているだけの検査です。PET検査自体には、痛み、不快感はありません。
- Q. PET検査とPET/CT検査の違いは何ですか?
- A. PET/CT検査では、より精度の高い診断が可能です。
PET検査は、細胞の活動具合を、CT検査は臓器の形を調べる検査です。PET/CTはPETとCTの画像を1台でほぼ同時に撮影できる機械です。PETとCTのずれが少ない融合画像を作成することができ、より精度の高い診断が可能となります。
- Q. 食事はいつも通りとっても大丈夫ですか?
- A. 前日までは通常通り、当日はお水か白湯を。
当日は、来院の約5-6時間前からお食事、糖分を含む飲み物を控えていただきます(お水、白湯は問題ありません)。
前日までは、いつも通りのお食事で問題ありません。※
※施設によって異なります。詳しくは受診希望の施設にご確認ください。
- Q. 検査にかかる時間はどれくらいですか?
- A. 約3時間が目安です。
始めに、薬剤を体内へ行き渡らせるために、注射後1時間ほど安静にしていただく必要があります。その後、検査台の上に横になり、全身をPETカメラで撮影します。施設によって検査時間は異なりますが、PET検査のみの場合、来院から検査終了まで約3時間が目安です。
- Q. 検査を受けるには、どうしたら良いですか?
- A. 検査を受ける方法は2通り、どちらも予約が必要です。
1つは、健康な方が「がんの早期発見」を目的として受診する「健康診断」としての受診です。その場合、事前にPET施設へ連絡し、検査の予約を取ります。検査結果は、本人へ伝えられます。
もう1つは、何らかの異常、または疑いがあり、主治医が必要と認めた場合の受診です。その場合、主治医からPET施設へ「診療情報提供書(紹介状)」を送付し、PET検査の申込を行います。検査結果は、検査を依頼した主治医を通して、患者さんへ伝えられます。
- Q. 健康保険の対象になりますか?
- A. 健康診断で受診する場合、健康保険は使えません。
現在、がんの疑いがあり、主治医がPET検査を必要と認めた方のうち、厚生労働省が定める基準にあてはまる場合のみ、健康保険が適応されます。特に異常の無い健康な方、がんの疑いがあっても基準にあてはまらない方は、全額自己負担となります。
- Q. PET検査はがんの治療にも使われるのですか?
- A. 治療方針の検討や治療後の経過観察などに使われています。
・病巣の広がりや病期判断(ステージング)
・治療効果の判定(モニタリング)
・転移・再発の確認
・治療後の経過観察(フォローアップ)
などに有用です。
- Q. PET検査は、毎年受診した方がいいのですか?
- A. 毎年受診できれば安心です。
PET検査では、悪性腫瘍があっても1センチ未満のものは、見えにくい場合があります。1年後に再検査した際、新たに確認できることもありますので、健康診断としては、1-2年ごとの検査をおすすめします。(主治医から受診の指示を受けた場合は、この限りではありません)
- Q. 被ばく量が気になるのですが…。
- A. 身体に重大な影響をおよぼす被ばく量ではありません。
被ばく量はPET検査で約2.2ミリシーベルト、PET/CT検査で約9.0ミリシーベルトです。身体に重大な影響を及ぼす被ばく量ではありませんので、安心してご受診ください。
- Q. 現在、PET検査を受けられる施設は、どのくらいありますか?
- A. 全国に約130箇所あります。
健康診断として、PET検査を受けられる施設は、全国に約130箇所あります。施設によっては、PET検査に、CT検査、MR検査、生化学検査などを組み合わせた総合的ながん検査コースもあります。事前に、希望の検査を行っている施設かどうか、確認してから受診すると良いでしょう。
- Q. PET検査は、どのような検査と組み合わせると効果的ですか?
- A. 臓器の形を調べる検査と組みあわせるのがベストです。
PET検査は、細胞の悪性度を見ることが得意な反面、形を捉えることは苦手です。 CT検査やMR検査、超音波検査など、形を調べる検査を組み合わせることで、PET検査の苦手な部分をカバーし、検査精度を高くすることができます。
- ・胃や大腸をより詳細に調べたい。
- 【全身】PET
- 【胃・大腸】内視鏡、バリウム、超音波
- ・被ばくを抑えて、婦人科系も調べたい。
- 【全身】PET
- 【乳腺】マンモグラフィー、超音波
- 【子宮・卵巣】MRI、子宮細胞診
- ・全身を徹底的に調べたい。
- 【全身】PET、生化学検査
- 【頭部】PET、MRI、MRA、超音波
- 【胸部】CT、超音波、マンモグラフィー(女性のみ)
- 【腹部(胃・大腸など)】内視鏡、バリウム、超音波
- 【骨盤部(腎臓、膀胱、子宮など)】MRI、超音波
- Q. PET検査は、年間何人くらい受診しているのですか?
- A. 年間、20万人以上の方が受診していると考えられます。
近年正確な統計はありませんが、健康診断の方、医師から依頼された保険適応の方をあわせて、年間20万人以上の方が受診していると考えられます。








