がんとは?
がんは遺伝子の病気
私たち人間は約60兆個もの細胞で構成され、遺伝子によって常に適度な数を保つようコントロールされています。しかし、突然何らかの原因で遺伝子に異常をきたし、無秩序に増殖を続ける細胞が現れます。これが「がん細胞」です。
「がん細胞」は成長すると正常細胞が必要とする栄養分まで摂取し、身体を衰弱させます。次第に周囲の細胞にじわじわと浸潤(しんじゅん)し、ついには血管やリンパ管から全身へ転移し、最後には人間を死に追いやります。早期発見による的確な治療が、がん克服の大きなカギになります。
時間をかけて大きくなるがん
がんの怖さは初期段階において自覚症状が現れにくいところです。がん化した細胞は10年から20年かけてゆっくりと成長し、目に見える大きさになるまでに長い年月を要します。その進行具合は大きく4段階のステージに分けられ、その部位とステージによって生存率が変わってきます。たとえば肺がんの場合、ステージ1(肺だけでの発症)における5年相対生存率※は55.6%ですが、ステージ4(遠隔臓器への転移)になると0.9%にまで減少します。このように、発見のタイミングががんの治癒率を大きく左右します。

資料出典:大阪府におけるがん登録 1997年新発届出患者の5年相対生存率
※5年相対生存率…患者の5年間の生存率と一般集団(患者と同年齢)の5年間の生存率の比
