今話題のPET検査とは
PETの役割

PET検査はがん早期発見(スクリーニング)のための検診に注目が集まっていますが、治療のための臨床検査においてもその威力を発揮します。がんの病巣の広がりや進行度を調べる「ステージング(病期診断)」、放射線治療や化学療法の効果判定を行う「モニタリング(治療効果判定)」、治療後に再発・転移の有無をチェックする「フォローアップ(再発・転移診断)」と、健常時から予後までカバーすることができます。

■ PET の役割


■ PET の各役割における症例
・ スクリーニング
60歳代女性。特に自覚症状はなかったが、超音波検査とPET検査で甲状腺峡部に1cm大の腫瘤を発見、最寄りの医療機関で受診し、生検の結果、甲状腺乳頭癌と診断された。
・ ステージング
病理検査の結果、右乳房の悪性腫瘍と診断。治療前ステージングを目的にPET検査を実施。検査の結果、原発巣以外には転移が認められなかったため、ステージ1と判定。乳房を温存するかたちで手術が行われた。
・ モニタリング
脳腫瘍の治療前(左)と治療後(右)の画像。治療後の検査で、薬剤の集積が縮小していることがみてとれる。
治療前
治療後
・ フォローアップ
治療の前(左)と後(右)でPET撮影。治療後は悪性リンパ腫の浸潤を思わせる薬剤の集積が見られなくなっている。
治療前
治療後